土地活用の相談はどこにできるの?
土地活用と聞くとどういう印象を受けますか?賃貸だけが土地活用だと思っていませんか?賃貸だけでなく土地活用の方法は沢山あります。
土地活用をしたいと思っている人は一体どこへ相談するべきなのでしょうか。
その前に土地活用を売り出している事業所は沢山あります。
不動産管理会社や住宅メーカー、建設会社に最近では太陽光発電事業なども土地活用を推進しています。
これだけの会社がなぜ土地活用を進めるのでしょうか。それは土地活用をさせると各会社に利益が生じるからです。
では、どんな業者があるのでしょうか。
建築系
建築系には工務店・住宅メーカー・ゼネコン・設計会社などがあります。建築系が相談先になるのは簡単ですよね。
ある意味土地活用のプロで建物を建てる施工を請け負うのが目的です。住宅メーカーは住宅という名前が付いていますが商業施設や病院など住宅以外の物件も建設できます。
ゼネコンは個人というより自治体や大手企業の所有している土地の活用に有効です。
不動産会社
不動産会社の中には不動産開発を得意とする会社、不動産の売却がメインの会社、仲介会社、アパートやマンションの賃貸会社があります。
土地活用の面では賃貸や売却がメインになります。不動産の管理を後々行いますがまずは土地売買や賃貸に強い不動産会社を選ぶようにしましょう。
不動産会社を選ぶ大きなメリットは経験値です。不動産会社は経験値が豊富で多くの不動産物件を取り扱っています。
中でも不動産開発をメインに活動している会社は土地活用についてよく知り尽くしています。
土地活用が営業利益に直結するからです。
金融系
金融系はもちろん銀行を始めとする金融取り扱い業者のことです。
土地活用で使用する事業資金の調達を行うのには金融機関からの融資が必要です。さすがに手持ちがなければ建物を建てられないですよね。
不動産における土地活用で金融機関はコンサルティングを積極的に行います。
なぜなら融資をしたところで土地活用が失敗してしまうと融資額を回収できない可能性があるからです。
金融機関は融資した際の利子で利益を出します。できるだけ長期的に貸して、長期間で返済してもらうことが銀行を始めとする金融機関の希望なのです。
他の相談先では口車に乗せてなんてこともありえますが建てさせることではなくお金を貸して返済させることを目的としている銀行の方が信頼度は高いですね。
コンサルティング系
不動産のコンサルティング専門家がいる会社で行うサービスです。土地活用において土地活用の方法や現場の問題点を見つけ所有者へ提言します。
コンサルティング専門の企業はありますが、これと同じようなことは前述のどこでも行っていることです。
例えば利回りが悪い場合は金融系の土地活用をしていてもアドバイスをもらえます。建物や土地の不備に関しては建築系で土地活用をする際によく検査してくれるでしょう。
相続でコンサルティングに相談するのはやり方として間違っておらず、税理士などと組んでいるコンサルティング会社はお勧めです、土地活用で得た利益や売買時の税に関しては税理士が専門家になっています。
税に関することで曖昧にしていると、追加徴収されることもあるので税理士にあらかじめ相談するようにしましょう。
公的機関
土地の所有している市区町村や都道府県が自治体単位で土地活用をする例も増えてきています。
最近では太陽光発電を自治体単位で行うことも珍しくないです。
日当たりの良い山間部に土地を所有している場合、自治体の担当者から連絡が来ることもあります。
民間企業に委託するよりも安全で信頼できます、他にもUR住宅や地方住宅供給公社など公的機関が土地活用を実施する例は沢山あります。
土地活用でよくある悩み
土地活用をする上で良くある悩みをピックアップしました。
土地を売る
土地活用で不動産自体を売却しようと思ったら土地を売らなければいけません。土地売却に関しては不動産会社がプロです。
利益を最大に出したという利害が一致している同士で不動産会社へ相談するようにしましょう。それも1つの不動産会社ではなく複数社に問い合わせをすると土地活用の効果が最大限に引き出されます。
賃貸経営
賃貸経営は土地活用の中でも最もメジャーなものです。
賃貸を得意にする不動産会社を選んで相談しましょう。無料相談会を開催しているところが多いです。
・建て替え
現在、賃貸物件を持っていて建て替えを検討している場合は賃貸契約をしている不動産会社へ相談しましょう。
税金処理
土地活用でかかる税金は数多いです。節税できることも多く税金に関しては制度が複雑なので税理士へ相談するようにしましょう。税処理は適切に行わないと追加徴収されることもあります。
駐車場への活用
土地活用では駐車場経営も選択肢に入ります。交通量や最寄駅へのアクセスなど制限はありますが駐車場の利用は非常に経済的です。
ただし清算機などの初期費用がかかります。駐車場経営の専門代理店があるのでそういった会社へ相談するようにしましょう。
土地活用の方法
土地活用では相談することが大切です。それもそのはず土地活用とは自分の資産の上に多額の初期費用をかけて投資します。素人だけでは非常にリスキーになるのです。
しかし、そこで土地活用の専門家に相談できる環境が整っていればだいぶ違ってきます。
土地活用の専門家とはファイナンシャルプランナー、銀行、不動産会社、行政書士・司法書士・弁護士・税理士です。この専門家どれか一人に相談すればすべて解決するというわけではないです。それぞれ専門分野が違ってきます。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーという言葉は聞いたことあっても実際に何をする仕事なのかわからない人が多いのではないでしょうか。
ファイナンシャルプランナーとはお金に関するプロのことを言います。土地活用で言えば活用方法があっているか否かを判断してくれます。お金の収支に関して計算してくれるので一度相談してみるのも面白いですね。
銀行
銀行で土地活用を行っているところへ信託する形で資産を増やしてもらうのも土地活用の一つです。
それとは別で自分で土地活用をしようとするときにも銀行の経験やノウハウを教えてもらいましょう。相談会などで相談すれば意外と教えてくれますよ。
不動産会社
不動産会社は不動産の売買に詳しいです。日頃から不動産関係でアンテナを張っている不動産会社の人に相談して効率よく最大限の価格で不動産売却ができると良いですね。
司法書士・行政書士・弁護士・税理士
土地活用を行うにあたり名義や税金関係、提出書類など素人だけでは面倒なやりとりがあります。
そうした書類や手続きを代わりにやってくれるのが士業の人たちです。その中でも行政書士は農地転用のプロ、税理士は税金関係のプロなので相談をするようにしましょう。
相談前に準備するべきこと
相談する前に自分自身でどういう方法で土地活用をするのか考えておかなければいけません。
例えば駅に近い土地が空いていれば駐車場にする、周りに何もないけど交通アクセスが良ければアパートなど住宅を建ててみるなどです。
自分でどの方法で土地活用をするか決めてから相談に行くと時間効率が上がります。
もし土地活用についてよくわからなくて勉強からしたいという人向けに土地活用について勉強会やセミナーを開催している会社もあるのでチェックしてみてください。
相続に伴う土地活用は大変
相続税対策で土地活用をするには名義変更を行わなければいけません。
被相続人の死去から名義変更をするまでこれといった期限は設けられていませんが、名義変更しなければ土地活用をできないのです。
名義変更するには戸籍標本や印鑑、必要書類を揃えて法務局へ行かなければいけず、日中仕事を抱えている人や地元が遠い人にとっては大変な作業になります。
そこで代わりに手続きをしてくれるのが司法書士です。司法書士への依頼は5万円前後ですが、代わりに全ての手続きをしてくれるのであれば楽ですよね。
まとめ
土地活用の方法は様々で相談することが大切です、様々な相続問題に対応可能な当センターに是非ご相談ください。
監修者
氏名(資格)
古閑 孝(弁護士)
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